2016.03.09
近年、日本では価値観、個人の趣味・嗜好が多様化し、ONだけでなくOFFも楽しみたいという人が急増。かっこいい大人の男性像を尋ねてもONだけを戦い続ける人より、ON/OFFの両方を上手く切り替えて楽しんでいる人の方が人気だ。そして成功者に自身の日常を問うと、やはりその多くはON/OFFを切り離してスマートにどちらも楽しんでいるようす。
しかし、世界で活躍している資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト原田 忠氏に聞くと「とはいえ、まだまだ日本はその点で成熟しきれていない。世界で活躍している方々は自分のオリジナリティやスタイルをしっかりと持ち、トレンドはあくまでもエッセンスとして取り入れる程度で自分を確立していますから」とバッサリ。では、ON/OFF切り替えの必要性やその方法とは? ここでその答えを原田氏と共に考えよう。
[資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト]
原田 忠 TADASHI HARADA
資生堂unoの宣伝広告やNY・パリコレクションでのヘア&メーキャップをはじめ、ヘアスタイリング剤商品開発や美容師向けのセミナーなどその活動は多岐にわたる。人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』『テラフォーマーズ』(集英社)のキャラクターをヘア&メークとファッションで3次元化するなど、ヘア&メーキャップ表現による無限の可能性に挑戦、発信し、国内外から高く評価される。著書に「一流の男のボディケア」(PHP研究所)がある。
ONとOFFのヘアスタイルチェンジを考えるなら、一度はチェックしておきたい働く女性達。
ONでは仕事の邪魔にならないように、そして清潔感や好印象を与えるために顔周りをスッキリさせ、OFFでは巻き髪ヘアやヘアアレンジをして毎日をうま〜く楽しんでいる。しかし髪が短いメンズがON/OFFで差をつけるのはなかなか難しい!?
けれど、もし髪型を変えることができたなら、仕事に対するやる気もオフの日の気分の良さも雲泥の差のはず。では、原田氏が提案するエッセンス程度の流行を取り入れながらも、ON/OFFを自在に操るには何をすれば良いのだろう。
今回は前髪に焦点を当て、ON/OFFの切り替えスタイルを紹介しよう。実は考え方は女性と同じで難しいテクニックは一切不要。ポイントを押さえてすぐに実践開始だ!
ON STYLING
スリックバックとはオールバックよりタイトになでつけたスタイル。おでこを見せることで精悍な雰囲気、頼れる男を演出でき、また頭をスクエア型に仕上げることで力強い印象が高まり、さらに男らしさが際立つ。
OFF STYLING
OFFで意識したいのは親しみやすさ。前髪を下ろしたスタイルで顔を短く見せて、若々しさや優しさを表現。極シンプルなスタイルで手の込んだ感じはしないけれど、毛流れをゆるく感じさせることで楽しみながらもリラックスした雰囲気に。
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