2016.03.09
今年の2017年卒就職活動の情報解禁は3月、選考開始は6月からスタート! そろそろ方向性を決めなくては……、と改めて自分を見つめ直している人も多いだろう。
だが、それと同時に始めておいて欲しいことがもう一つ。それは、ヘアを含めた身嗜みの外見チェックだ。実はこれ、日々の積み重ねがとっても重要で、面接が近くなってからの調整ではボロが出がち。焦って整えてきたことは面接官にも見透かされてしまう。きちんとした身嗜みで挑むことは「この面接を重要視している」という無言のメッセージ。だから、ヘア等の身嗜みのチェックは早めに始めるのが最善だ。ここでは面接官に不快感を与えない、もっとこの人と話したいと思わせるコツを紹介する。
初対面で人がその人を見極める時間はたったの数秒。その時間は3〜5秒とも言われている。そう、つまり入室して挨拶の時点でほぼ印象は決まっているという訳だ。
では、面接官は一体何を見て、第一印象を決めているのだろう? それは、表情、髪型、服装、挨拶、話し方などの総合評価。なので、髪の毛がボサボサ、髪の長さが中途半端、寝癖が付いている、シャツがシワだらけ、靴が汚れている、などに心当たりがある人は要要要注意だ。
それと同時に、ちょっと気をつけるだけで悪印象を避けられるということも心得ておいて欲しい。ちなみに、一度付いた悪印象を覆すのは至難。イメージを覆すには数時間をかけて、相手と話をしなければ好印象には転ばないそうだ。チャンスを棒に振りたくなければ、ヘア等の身嗜みは特に今から気を使っておくべし。
抜け目なく整えておきたいのは、会話の時に自然と視界に飛び込んでくるヘアスタイルとVゾーン。もちろん頭から足先まで身嗜みをバッチリ整えられればベストだが、特に気を配っておきたいのはこの2つ。
髪型は自然な黒髪、目にかからない前髪、耳や襟にかからない長さが大前提。さらに作り過ぎたスタイルは避けたいところだ。そして次にVゾーン。ネクタイの色は清潔感ならネイビー、知的さならシルバーやグレーと言われている。もちろん色で魅せるのもOKだが、原色に近いきつい色はネクタイの印象が強すぎるので面接には不向き。柄は無地か公式の場でも使われているドット柄。もしくはレジメンタル柄がおすすめだ。
必勝のポイントは面接官にすんなり受け入れられるスタイル。視覚で何かに気を止めてしまうほどの個性の主張はくれぐれも控えめに!
最低限の身嗜みをクリアして就活スタイルのベースが整ったら、次はイメージ作りだ。その前に知っておいて欲しいのは就活生には「若々しさ」と「爽やかさ」があるってこと。人間は隣の芝生がよく見えてしまう生き物。面接官だって、自分にないこの2つをアピールされるとつい惹かれてしまう。
ヘアでは前髪を上げたスタイルで爽やかさを際立たせ、ハキハキとした口調、明るい声を意識して面接官の心をグッと掴みたい。また周りと差をつけて知的な雰囲気を漂わせたいなら、短い前髪を一方向に横に流して目元を強調し、精悍な顔つきに見せるのも有効だ。見た目だけで「仕事を任せてみたい」と思わせることができたら大成功! 会話の内容もより記憶に残りやすくなるはずだ。
20代前後のメンズなら、素の状態で若々しさも清潔感も出てくるもの。けれど、ケアを怠れば逆の印象が際立ってしまうことも……。
自然な黒髪、目・耳・襟にかからない長さは最低限のルール。寝癖も普段なら可愛くほっとけない印象で、女のコたちにいい印象を与えることがたま〜にあるけれど、面接では自己管理能力や社会性の欠如を疑われる要因となるからご法度だ!
また、フケもだらしない印象を与えるので要注意。スタイルの作り過ぎもNG。では、周りと差をつけるにはどうすべき? ベストなのは前髪アップ。苦手ならば、横に流して凛々しさを与えるのがおすすめだ。前髪をうまく操り、内定を勝ち取ろう。
MEDIUM
前髪を立ち上げて、全体をコンパクトに作ることで手に入るのが、清潔感と凛々しさ。また健康的なイメージをアップさせたいときは、ウェット感のあるスタイリング剤で程よいツヤ感を出し、毛流れを作るときちんと整えられた印象に。
VERY SHORT
前髪を短めにカットしておでこを出し、サイドや襟足を刈り上げたヘアは、すっきり爽やかで知的な印象。また多方面への流れではなく、一方向の毛流れを指先で作ることで、面接にもふさわしい、大人っぽく落ち着いた雰囲気を加味できる。